あなたは「楽しみにしております」と上司に素直な気持ちで言えていますか?今の時代、テレビとかで「若い社員の付き合いが悪くなった」と話す人が増えているらしいです。
「これからご飯行こう」「来週の休みの日空いてる?」これらの上司からの質問にあなたは「楽しみにしております」と堂々と言えますか?
そもそも上司に従うというのは時間の無駄なのか?それとも大事な時間であるのか?今一度考える時間を設けてみませんか?
今回の記事では、筆者が上司と向き合う時間に対しどう思っているのか、そして断る方法、対処法について書いていきたいと思います。
※更新日2020.08.16
勉強会に参加しない?と言われたときの反応
これは、それなりに苦い思い出があります。上司から「○○の勉強会があるから行かない?」と言われたとき、「はい!楽しみにしております」と言って参加をしていました。本来は心の奥底から「楽しみです、すごく行きたいです」と思わなきゃいけないのだと思いますが、筆者の場合、そう思いながら勉強会に言った記憶が数回しかありませんでした。
特に精神的に辛くなる場合があります。それは「約束の日」に勉強会の誘いを受けることです。彼女や彼氏、友達と遊ぶ約束をしていた日に勉強会の予定が入る、それを断り切れない。そうすると、約束をしていた人に謝らなきゃいけなくなる。もっと最悪なのが旅行の予定日です。なんていったって 「キャンセル料」が発生しますからね。私が彼女との旅行をキャンセルすることになった時、怒られたし、呆れられたし、もうとにかく関係が最悪になったのを覚えています。
それからですかね。上司が「勉強会に参加してね」と言われたときに、断る人の人数を天秤にかけれるようになったのは。予定がある日に勉強会を誘われた場合、「その日は予定があるので、いけないんですよ」と「上司1人」に断ればいい、友達数人と遊ぶ約束をしていた時は、その数人に謝らなくていけない。つまり断る対象を考えた時、どちらの選択の方が人数が少ないか考えるようになったんですね。
会社によっては半強制的に参加させられるところもあるみたいなので、あんまり参考にはならないかもしれませんが、勉強会という誘いを断ることは、「自分の時間」を作ることに繋がってきます。
勇気をもって断ることも大事です。遊ぶ時間も本当に大切な時間なのですから。しかし、勉強会というのは「参加をしてから良かった」と思うパターンがあるので、興味ない分野でもためになることは多々あるのは事実です。そう思うと、断らないことも自分の成長の為。と割り切った考え方もできると思います。
理想は、どっちが大切か考えて返事をできるようになることだと思います。私はマッサージなどの仕事をしていましたが、独立して初めて勉強会に自ら行くようになりました。今では勉強会とは「誘われていくものではなく、必要だと思ったら行く」ものだと思っています。
勉強会に誘われたときにすぐ「楽しみにしております」と言っちゃってしまう人は、今一度それが本当に自分にとってプラスなのかどうか考えることが大切なのではないでしょうか。
人生は一度きりです。勉強会を断った方がいいのか。行くべきなのか。考える時間を作りましょう。そして、「断る勇気」これもあなたの人生にとって、一つの大切な選択肢になってくると思います。
食事に誘われてしまった
上司から食事に誘われたとき「楽しみにしております」と言ってしまうことに違和感を覚えている人は多いのではないでしょうか?もちろん、上司から食事に誘われて、心の底から「楽しみ」と思える人もいるでしょう。
しかし、筆者と周りの友達は圧倒的に上司から食事に誘われることを嫌がります。なぜかというと、食事中話す内容は上司主体、飲み物が無くなりそうになったら、お代りの注文です。更にいちいち取り分けや注がなきゃいけない状況に陥ります。そして「好きなものを食べていいよ」と言われるんですが、上司が頼んだものより安いものを選ぶ。そして、その中に自分の食べたいものがない。となると本当に苦痛でしょうがなくなります。
話は長いし、途中で「家に帰るの何時だろう?」とか考えてしまうんです。自分の場合は。しかし、この記事を読んでいる人の中にもきっと同じような思いをしている方もいると思います。
筆者の場合は一緒に食事していて楽しいと思える上司って、殆どいませんでした。それで私がとった対策というのが2つあります。一つ目は「仲の良い同僚も誘う」です。
上司の誘いを断るのも、頻度が多いと上司から後で何を言われるか分かったものじゃありません。なるべく誘いを断らないで、食事の時間をできるだけ楽しむ方法になります。この方法の良い点は、「上司主体の話」になりずらいことと、毎回私が同僚を誘うことで上司が「誘いずらくなる」ことです。「こいつを誘うと、いつもセットで○○君が来るからお金がかかるな」と思っているのかもしれません。どういう理由にしろ、上司からの食事の誘いは自然と減ってきます。
上司主体の話になりずらいというのは、おそらくあっていると思います。1人より2人、2人より3人と人数が増えていけばいくほど、相手に「なんて思われるだろう」という気持ちが生まれてしまいますからね。極端にいうと、「100人ぐらいの前で話してね」と言われたら緊張しますよね。それと一緒で、話す相手が多ければ多いほど話しにくくなってくると思うのです。実際に、この方法で上司からの食事の誘いはめちゃくちゃ減りました。もし試していないという人は試してみましょう。効果はあると思いますよ。
2つ目は「断る理由を納得させれるように説明」することです。断る理由さえしっかりしていれば、上司も「しょうがないな」と思ってくれます。その際には、いい意味で嘘をつくこともやむを得ないでしょう。
筆者が実際に使った断り文句をいくつか紹介します。まずは「すいません、今日アパートに母親が来ているんですよ」という断り方です。ここで、「いいから、俺と食事に行こうよ」と言ってくる上司はさすがにいないです。もしいたら、一報ください。必ず対抗策を考えて、追記で発表したいと思います(笑)
次に「今日は仕事終わってから忙しいんだオーラを出す」です。これは、上司に誘われる前に打つべき対策になります。仕事が終わるまでに、同僚などに「今日は友達と会う予定なんだ」とか「今日はフットサルの予定があるんだー」など、伝えます。出来れば、いつも食事を誘ってくる上司に分かるようにしましょう。上司の耳に入るよう話をするのがベストですね。
上司の耳に入ったら、まず誘ってきません。仕事が終わったら、安心して帰れることでしょう。上司との食事を楽しくはないと思っている方は、ぜひ上記のことを試してみてください。きっと、上司から食事に誘われる回数が減ってくると思いますし、無理に「楽しみにしております」と言うこともなくなってきますよ。
運動しようと言われたときの対処法
「今度の日曜日、草野球やるんだけどよかったら来ない?」と言われ、私は「分かりました、野球好きなので楽しみにしております」と言ったことがあります。
そこからしばらく、つらい日々が続いたことを予想できる人は数多くいることでしょう。
筆者自身はバスケ部でした。なので野球はど素人。好きなのは観戦と、バットを振るぐらい(バッティングセンター)でした。
そんな私が、野球をしてみたところ、守備で来た球が取れず、怒られ、しまいには顔面にボールが当たって物凄く痛い思いをしました。
そんな私に、悪夢の一言が上司から浴びせられたのです。その一言がこれです。
「お前下手だな、来週から日曜はこっちへ来て練習だ」
・・・お前は松岡修造か!と思わず突っ込みました!
もちろん、心の中でですけどね(笑)あと、松岡修造さんごめんなさい。
話が変わってしまいましたが、とにかくそれからというもの、毎週日曜は草野球に行きました。
草野球は後で気づいたのですが、本当に辛い部分があります。それは「朝が早い」ということです。草野球は、部活などで子供たちが使う前に校庭を借りたりしていたので、朝は6時から練習。
私の場合は、4時30分起きという謎のスケジュールでした(笑)
そうしないと間に合わない。そして、草野球をやっていて気付いたのですが、守備ができないと野球をやっていて楽しくないのです。
もちろん、個人の見解で他の人は違うと思います。
しかし、私は守備ができない事に不満でしたし、それが原因で草野球を楽しめませんでした。
そして、更につらいのが「休みの日が削られる」ということです。土曜日に夜遅くまで遊ぶこともできないし、野球から帰ってきたら疲れて寝るので、1日がつぶれる。
友達と遊ぶ約束も断らなきゃいけない。そんな状況がしばらく続いたので、私のストレスはマックスになっていました。
そこで1年以上続いていた草野球を辞める方法を考えて成功いたしましたので、それをお伝えしたいと思います。
それは、気まずくなってもいいから、「ストレートに断る」ことでした。
仮病とかも考えましたが、毎週使うわけにもいかないし、色々考えましたが、もはやこれしか対策がないんじゃないかと思います。
ぶっちゃけ、草野球の年会費も払っていたので、草野球をやることに嫌気がさしていたのもあります。
「もうこの上司と職場で話出来なくなってもいいや」と素直に思えるようになったのが始まりで、こう思ってしまったということは毎週草野球をやることに、自分自身が限界を迎えたんだと悟ったということでしょう。
上司に嫌われるか、草野球を辞めるか天秤にかけた時に「草野球を辞めたい」と思う気持ちが強くなったのでしょうがありません。
とにかく上司に「草野球を辞めたいです。」と言いました。
そしたら上司が「根性なしだな。もう来るな」と言ってきました。想定内でしたので、特に傷つくこともなかったのですが、懸念は職場での上司の対応が変わることでした。
しかし、草野球を辞めた直後、職場ではギクシャクしていましたが、極端に上司の態度が変わることはありませんでした。そして、しばらくすると慣れました。
反省点としては「最初から断っておけばよかった」ということです。
そうすれば、上司と普通の関係を築けていたのだと思うし、ギクシャクすることはなかったのだと思います。
上司から運動・スポーツ系のお誘いを受けた時必ず「休みの日を献上しても続けたいのか」というのを考えるようにしてください。
休みの日を削っててもやりたいという人は、絶対やった方がいいと思うし、休みはちゃんと休みたいという人は最初から断った方がいいと思います。
スポーツは仕事中にはやれません。仕事が終わってからか、休みの日を使うことになります。
ぜひ、あなたにとって最善な選択をするようにしてくださいね。
まとめ
上司に何か誘われて本当に「楽しみにしております」と心の底から言えるようになればいいのですが、「本当は断りたい」と思っている人も多いことだと思います。そんな時に、素直に断れず「嫌々、上司に付き合っている」という人も沢山いるのではないでしょうか。
この記事でもお伝えしましたが、大事なのは自分の心です。
「上司に言われたら断れない」という人は今一度、自分の心に正直になり、上司の気持ちを逆立てない方法で誘いを断る方法を考えた方がいいと思います。
断る方法、対処法を考えている方はぜひ当記事を参考にしてくださいね。