「怒るでしかし」という言葉は、横山やすしさんの口癖みたいなものです。
大阪の人が使う「しかし、怒るで」という言葉の倒置法みたいなものらしいです。「いい加減にせいよ、コラ」のコラの意味があると言っている人もいます。
大阪の人に浸透している「怒るでしかし」の言葉。しかし、「怒るでしかし」と感じる瞬間ってどんな時なのか?私の体験を含め、今回の記事でいくつか紹介していきたいと思います。
仕事を押し付けられるとき
怒るでしかし!と思うとき、それはあなたが仕事を押し付けられたときではないでしょうか?
私もよく先輩から仕事を押し付けられていました。就職した当初は「仕方ないかな」と思っていたのですが、2年、3年経っても人に仕事を押し付ける態度を変えないので、非常に怒りを感じたのを覚えています。
どんな人にも態度が変わらない人から言われるのは「こういう人なのかな?」という気持ちも出てきますが、あなたにだけ厳しく、理不尽に仕事を押し付けているのなら、それはきっと我慢できない事でしょう。
私はそんな時は、思い切って「先輩がやってくださいよ」と言うようにしています。もはやその理不尽な先輩と一生涯、仲良くするつもりはないので「嫌われてもいい」という気持ちになっているのです。
横山やすしさんならそんな理不尽な先輩には「怒るでしかし」と言っていそうです。
裏切られたとき
信頼していた人からもし裏切られたら、怒りと悲しみが生まれますよね。
わたしも、「先輩の裏切り」を経験したときがあります。
仕事で信頼していた先輩に先輩自身の失敗の原因をなすり付けられました。「いや、私はやっていません」と言ったのですが、先輩が怒りに怒って、次第に私のことを無視するようになりました。
同期には同じように「先輩の失敗」をなすりつけられて、「自分がやりました」と言ってしまった人がいます。その先輩は今でも先輩と仲良くやっているみたいです。
まぁ私は絶対自分がやってないことはやってないと言い続けるつもりですが。
このように責任を擦り付ける行動は必ず怒りを買うと思うので、やっている人はやめて欲しいのが本音です。
本当に「怒るでしかし」と言ってやりたい気持ちです。
バカにされる
人はバカにされると怒ります。今はある程度バカにされるのも「笑い」に変えられる時代なので、ちょっとやそっとじゃ怒らない人が多いと思いますが、やはり度が過ぎると怒りを感じてしまいます。
あまりにバカにしてくる人には、自分の怒りをぶつけてみましょう。あなたが怒っているところを見たら、相手はすぐ怒るのをやめてくれるはずです。
それでもやめないのであれば、友達に相談して問題を解決するようにしましょう。
馬鹿にされるのに耐えるのはつらいものです。言いたいことはいい、相手に負けないよう自分の意志を強く持っていきましょう。
髪の毛を切ったことに気づいてほしい
これは女性特有の感情と言ってもよいでしょう。彼氏に髪を切ったことを気づかれず、スルーされてしまったら、そりゃ傷つくはずです。
女性は髪をすいただけでも、気づいてほしいのです。
私のイメージですが、女性は「髪を切ってきたことを伝えない」傾向にあると思います。つまり誰かに気づいてもらうまで待っている。気づいてもらって喜びを得たい!という気持ちがあるのだと思います。
ですから、女性は相手に気づいてもらうまで自分から「今日髪切ったんだ」と言わないんだと思います。
その相手が彼氏なら尚更、気づかなかったということが「私には興味がないのね」という気持ちに繋がってきます。
男性は女性の髪の毛の長さ・カラーの変化には常に注意深くチェックして、気づいたらすぐに指摘してあげるようにしてくださいね。
指摘しないと、相手は怒ってしばらく話をしてくれないかもしれませんので。汗。
女性特有の「怒るでしかし」の紹介でした。とにかく身近な女性ほど普段の変化に敏感になるようにしてくださいね。
向き合ってくれない
この感情も女性の方が敏感だと思っていいでしょう。彼氏に今日会ったことを話しても彼氏はまるで他人事。「あー」「うん」ぐらいの返事で会話が終わってしまう。
そんな態度でいたら女性は「何で聞いてくれないのよ」と怒りを覚えてしまうかもしれません。
このように、向き合ってくれていないと思うことで、相手は傷つくのです。
この場合は最初は女性は我慢する傾向がありますが、何回も同じことをされると怒りが爆発してしまいます。
相手が本当に怒って「怒るでしかし」と怒声をあげる前に、今一度相手への対応が良かったのかどうか見直すことをお勧めします。
女性が好きな人にとる態度-23撰-|理解して恋愛を成功させよう
お金が返ってこない
貸したお金が返ってこない、そんな経験をした人は少なくないと思います。
誰しもが「怒るでしかし」と言いたくなるはずです。
私は「お金を貸して」と言われたときは必ず断るようにしています。それはなぜかというと「ほぼ返ってこない」と分かっているからです。
あと、貸した後「お金返してくれない?」となかなか言えないことに気づいたというのもあります。
考えてみてください。例えばお金を一万円貸したとします。あなたは「お金を返して」といつ言いますか?一週間後?二週間後?一か月後?
正直このような「ハンコなしのお金の貸し借り」をしてしまった時、一か月後ぐらいたったら相手はほとんど忘れているんではないでしょうか?
私の周りは、一か月たったら大抵の人が「あっ!ごめんごめん」とあたかも忘れているかのような返事をしてきます。
腹立ってきますよね。
なにしろ、相手がお金を借りたことすら忘れている可能性が凄く高いのですから。
もう一つ厄介なのが、お金を貸してから返してほしいと催促することで二人の仲が悪くなってくることです。
こっちは返してほしいのに、相手は返す気がない。催促すると「ちょっと待って」と不機嫌な顔になってくる。もうこれは最悪で、次第に話をしなくなったり、会う回数が減ったりしてくるのです。
ですからそうなるぐらいなら最初から「お金を貸さない」決めつけ、最初に断ることをお勧めします。
そのとき相手が嫌な顔をするのは一瞬です。次の日にはお金を借りようとしたことすら忘れているかもしれません。
世の中には、お金を借りる時「返す気がない」人がいることを覚えておきましょう。安易に貸してしまっては、あなたに怒りの感情が生まれるだけです。
怒るでしかしと発言しても、お金が返ってこないことが多いことを頭に入れておきましょう。
目の前でケンカがあった時
目の前で友達同士でケンカをしている時、それを止めさせるためにあなたが怒ることで、止めてくれる場合があります。
それは、あなたがケンカしている相手に対して「本気で止めてほしい」と思うからこそ怒るし、大事にしている友達であるから怒るのです。
きっとあなたは知らない人や、たいして仲良くない人にはさほど怒らない事でしょう。
それほど、仲良くしている友達同士のケンカはなんとしてても止めたくなってくるのが普通の心情と言えます。
2人がケンカをしている時「何でケンカしているんだー!!」と怒って対応することで相手が、あなたの気持ちを理解してくれるのです。
生半可な気持ちでケンカを止めようとしても、あなたの気持ちが伝わらないのでなかなか止めてくれませんからね。
本当にケンカを止めてほしいから怒る。この感情も人間だからこそ起きる事なのです。
まとめ
怒るということは決して悪いことではありません。怒ることで相手の自分への意識が変化することもあります。
もしあなたが我慢していることがあったのなら、一度怒ってみるのもいいかもしれませんね。それで相手との距離が良くなることもありますから。
私も、怒ったことで心のモヤモヤが取れたり、逆に仲良くなったりしたこともありました。
皆さんも、もし怒りが募っているのならそれを相手にぶつけるのもいいのかもしれないですよ。