実在するおじいちゃん、おばあちゃんの変わった名前一覧ランキング

高齢者

歴史を語るうえで、名前の変化というのをひしひしと感じてしまいます。今の子供ではあまり聞かないけど昔は普通に使われていたということは、人々の考え方や暮らし、時代の変化の影響が強いはずなのです。

そこで今回は実在するおじいちゃん、おばあちゃんの変わった名前をランキング付けしてみました。(各カテゴリ下に行くほど珍しい)これを読む人は時代の名前の変化に興味がある人だと思います。ぜひ最後まで読んでいってください。

※更新日2021.09.22 『ひらがなの名前ランキング』を追加しました。目次をクリックして読んでください。

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和の心を貫く名前一覧

和

やはりおじいちゃん、おばあちゃんの名前と言ったら【和】でしょう。ザ・日本人らしいその名前は「大和魂を忘れるな」という親の心情が伺えます。

ではそれぞれの名前を紹介していきましょう。

久右衛門(きゅうえもん)

今はお茶のイメージが強い名前です。しかしこの名は本当に強力な和のイメージがありますよね。

凛としていて、お侍さんを彷彿させるような名前と言えるでしょう。

伊和夫(いわお)

今の子供ではなかなか出てこない名前ですよね。

イメージとしては「岩のような硬い意思を持ってほしい」という親の意思が伝わってきます。

清澄(きよすみ)

東京の江東区にも同じ名前の地名がありますから、なじみ深い人も多と思います。そのため、もしかしたら今の子供にも使われている名前なのかもしれません。

せいちょうとも読み、清らかで澄んでいるという意味もあります。

古き良き日本の心を持った、純粋でまっすぐに育ってほしいという親の想いが伺えます。

考二郎(こうじろう)

今の時代は最後に「ろう」で漢字三文字の名前をつけることは少なくなってきました。しかし最近まで週刊少年ジャンプ連載していた鬼滅の刃という超人気作があり、その主人公が炭治郎という名だったのです。こういうものすごく流行っている漫画の影響で、今後「~ろう」という男らしい名前の付け方は増えてくるかもしれませんね。

鬼滅のイメージのとおり、大正時代などによくつけられているイメージを抱きます。

よく考え育ってほしいという親の願いが伝わってくるかのようです。

栄四郎(えいしろう)

またまた「~郎」の名前の登場です。三文字で最後が「ろう」で終わっている名にはそれだけで、男らしさ、古風なイメージがつきます。

栄養をたっぷり取って、何不自由なく健康な体でいてほしいという親の願いが聞こえてきそうです。

晃全(こうぜん)

調べてみると「晃全和尚と九十六巻正法眼蔵」という本があることが分かりました。実在したかどうかまでは確認はできませんでしたが、いたとしても違和感はないし、やはりその漢字から「和」のイメージはどうしても抱いてしまいます。

「こうぜん」という名はあまり聞きませんが、今の子の名前としても「古臭さが逆に良い」という感じがありますので、もしお子さんの名付けに悩んでいる方がいれば候補に入れてみてもいいのかもしれませんね。

彌榮(いやさか)

これは正直読めなかったですね。字を見ながらでも書けるかどうか、本当に難しい漢字だと思います。

意味を調べてみると「より豊かになっていく」という意味があるみたいです。※Wikipedia参照

昔は今よりは食料が入りにくい時代だったので、そういう背景から「この子は苦労しないで育ってほしい」という意味が込められているような気がしてならないですね。

一作(いっさく)

「~さく」というのは、なかなか今の時代はつけづらいはずですよね。私は北島三郎氏の「与作」が思い出されます。頭の中が「ヘイヘイホー」と流れてくる感じです(笑)

言い方が悪いですが、古臭い感じもするので現代の親たちは敬遠しちゃう原因の一つになっていると思います。

善之丞(ぜんのじょう)

なんか響きがかっこいいですよね。昔のお侍さんのような雰囲気が思い浮かぶようです。

正しく善い行いをしてもらうことを願って付けた名前といったところでしょう。

平八(へいはち)

ゲーム「鉄拳」を思い浮かべた人は多いことでしょう。髪型が特徴的なので、忘れようにも忘れられませんよね(笑)そのイメージもあってか、なんか強そうな感じもします。

平和に生きていてほしいという親の願いが想像できる名前といっても過言ではありません。

駒榮(こまえ)

駒榮さんは苗字はたまに聞きますが、下の名前になるとなかなか聞かないと思います。駒という字自体は人に使われるイメージがあります。それでも榮という漢字を使っていることで「下の者でも勝ち上がれるような強さを持ってほしい」という意味が込められているような気がしてなりません。

忠義(ただよし)

この人の名前を見かけたときは素直に格好いいと思いました。別な読み方は「ちゅうぎ」ですからね。

「信念を貫き、恩を受けたら忠義の限りを尽くすまっすぐな子に育ってほしい」という立派な親の考えが顧みられます。(かえりみられます)

有名な人の名を使っている名前一覧

有名人

今もそうなのですが、親が好きな芸能人やスポーツ選手の名前から子の名を考える人って結構います。恐らくそれはおじいちゃん、おばあちゃん世代も変わらなかったことでしょう。

そこで下記に私が見つけた有名人と同じ名前の人をランキング形式でお伝えしていきたいと思います。

矩次(のりつぐ)

江戸時代の大名に三浦矩次という大名がいたそうです。漢詩が好きだったので有名でした。※Wikipedia参照

意識していたかわかりませんが、漢字まで一緒ということはある程度把握した上でつけた名前なのかもしれませんね。

松重(まつしげ)

名字でいうと俳優の松重豊を思い浮かべる人は多いかと思いますが、松重という名前はあまりいないでしょう。

この名前に関しては、親がどういう気持ちで名付けたのかは計り知れます。強いて言えば、松は高級なイメージがありますので、高貴でお金持ちになってもらいたいという願いはあったのかもしれませんね。和の印象は強い漢字だと思います。

茂吉(もきち)

有名な人でいうと、歌人であり医師である斎藤茂吉さんでしょう。彼が作った短歌の数々は多くの人から称賛されています。昔の人はこの人のイメージから名前をもらった人が多いと思います。

今の子供で「もきち」はさすがにいないでしょう。あと和のイメージはかなり強いと言って過言ではないですね。

カタカナの名前ランキング

カタカナ
今でこそキラキラネームというのがありますが、昔も負けてはいません。特におばあちゃんに多いのですけど、それを興味あるあなたに少し教えてあげますね。

高齢者でも珍しい名前と思われるものをランキング形式にしてありますので、ぜひ下記を覗いてみてください。

ナカ

あまりナカだけで終わるっていうのは、今じゃ考えられない名前のつけ方だったりするのではないでしょうか。

ナカちゃんっていうのも、あだ名だったらあるかもしれませんが、呼び捨てだとちょっと呼びづらいですよね。

テル

「テル」でカタカナの子も現在ではあまり見たことがありませんよね。でも「輝」と漢字で名前を付けている子はたまに見ますけど。

キヌ

キヌさんと聞くと、まず頭に浮かぶのはおばあちゃんですよね。まぁゲーマーなら「ファイヤーエムブレムif」を思い出す人もいるでしょう。

でも世間一般的には昔の人の名前のイメージが強いと思います。

タエ

タエさんというと銀魂の「志村妙」を思い出す人がいるかと思います。漫画自体は江戸時代末期の話なので、やはりこの名前は古い感じがしてしまいます。

私自身「ちゃん」付けよりは、無意識に「さん」付けの用が呼びやすい感じです。まぁ明確な理由はないんですけどね(笑)

キミ

たっくさんが一番に思い付いたのは「卵の黄身」ですね。なんかすいません。

そして、どうしても今の子に「キミ」という名があるイメージはないです。聞いたことはないですしね。

これも昔ながらの名前という感じです。

シツイ

なーんか聞いたことあるなと思ったら、前にTVで103歳の理容師おばあちゃんが「シツイ」という名前だったのを思い出しました。今でも現役で本当に凄くて元気を貰える人です。確かオリンピックの聖火ランナーにも選出されてましたね。それで覚えていたんだと思います。

名前の意味を考えてみたのですが、何も思いつきませんでした。単純に「失意」と同じ発音ですが、これと同じ意味で使うことはあり得ません。誰か意味が分かる人がいたらコメントお願いいたします。

フク

漢字で「福」という名前はたまに聞きますが、カタカタだけという人はなかなかいないと思います。

すぐに鈴木福君のことを思い出しました。福君のイメージのおかげか「幸せな人になれるように」という意味が頭を巡ります。

フミ

フクよりは現代よりの名前だと思いますが、でも今の子供でなかなか見つけることができない名前だと思います。近い名で細川ふみえさんを思い出しましたが、もしかしたらこっちのほうがもっといないかもしれません。別に変な意味ではないんですが、ふみえの方が若干古くささを感じてしまうのです。

ヨシ

ヨシは苗字ならいると思います。真っ先に思いつくのが吉幾三でしょう。しかし下の名前となるとなかなかいません。

ちなみにイネ科ヨシ属の多年草と同じ名前で、茎が丈夫なためなんかの理由で倒されても(踏まれるetc)再び元の位置に戻るんだそうです。もしかしたら親はそういう風に「丈夫な子に育ってほしい」という願いから名を付けてくれたのかもしれませんね。

レイ

現在でもいるかもしれません。なんて言ったって新世紀エヴァンゲリオンのヒロイン「綾波レイ」があまりにも有名なのですからね。この名に関しては今でもカタカナ表記でも感じでも人気だと思います。でもおばあちゃんでは珍しい名前だと思います。なんか子供大人、高齢者関係なくすっと受け入れやすい素敵な名前だなと感じてしまいます。

ヤツヨ

これはさすがに今の子では付けづらい名前になってくるでしょう。なんというか今の時代において、なじみにくい感じが拭えないからです。「ヤツヨちゃん」と呼ばれている子がいたら、思わず振り向いてしまうレベルです。

トミ

トミさんと聞くとやはりおばあちゃんをイメージしてしまう人って多いと思うんです。今だったらあだ名で「トミー」と後尾を伸ばして呼んでいる人はいるかと思います。

その名の通り「お金に不自由のない生活を送ってほしい」という親の気持ちが伝わってきます。

ヤイ

私だけかもしれませんが、ヤイと聞くとスタイリング剤を思い出してしまいます。昔使っていたのですが、高くて止めたんですね。それはさておき、今の子ではなかなか聞かない名前になってくると思います。

お年寄りの中でもあまり聞かないので、もしかしたら珍しい名前なのかもしれませんね。

ウララ

現代でいうとキラキラネームになってくる感じだと思います。でもこれもおばあちゃんでよく聞くのか。と言われたらかなり珍しい方の名前なのではないかな。と思います。むしろ今の子供のほうが使われているイメージがあります。

ミイ

すぐムーミンに登場する小さな女の子の「ミイ」を思い出しました。それ関係で親が好きだったら今の子にこの名を付けることもあるのかなと思います。

今でも昔でも使いやすい名前のほうだと思いますが、まだまだ珍しい名前になってくると思います。

カネ

金というイメージがありますので、なかなか今じゃつけにくい方の名前だと思います。

親の「お金持ちになってほしい」という想いが伝わってきます。

カク

もはや思い出すのはワンピースの敵元cp9のカクです。同じことを思った人は多いと思います。でもやっぱりこの名前は今じゃあまり聞きませんね。

ちょっと親がつけた名前の意味を考えてみたのですが、いくら考えてもわからないというのが正直なところになってきます。

クニ

クニちゃんという呼び方をしたとなると、今の時代ではちょっと違和感を感じます。やはり昔ならではの名前になってくるかと思いますが、数は少ない方だと思います。

スエノ

古き良き時代の女性というイメージがぴったり当てはまる名前だと思います。ですので「スエノさん」という声が聞こえたら思い浮かべるのはおばあちゃんになってきます。

現代ではなかなかこの名をつける親はいないと思います。

キクヱ

この「ヱ」の感じが和のイメージを強くさせますよね。でもアニメ「あっちこっち」で桜川キクヱという登場人物もいるので、好きな人は子供にその名を付けてしまうのかもしれませんね。まぁでも現代の子供でこの名前を使ってる子は少ないといえるでしょう。

ミチイ

これを聞くと関西のスポーツ用品店を思い出しますね。

名前としては高齢者でも珍しい方なのではないでしょうか。もちろん今の時代でもあまり使われないとは思います。

ひらがなの名前ランキング

ひらがな

さだ

『さだ』は苗字ならいるかなぁ?という認識です。「さだまさし」さんとかは有名ですよね。しかし名前で「さだ」はなかなか聞かないと思います。

せつ

たっくさんは漫画トリコの「セツ婆」を思い出しましたが、皆さんはどうでしょうか。せつちゃんのイメージがなかなか浮かばないのが正直なところです。

つる

つるに関して言えば、有名人で思いつく人がいないです。昔は結構いたのだと思いますが、今は聞かない名前だと思います。

てい

ていという名前もおばあちゃん以外では聞いたことないと思います。空手とかの掛け声で「てい!」と聞くことはありますが、現代においてそれ以外では聞くことはないです。

いく

「いくえ」とか「いくこ」は時々聞きますが『いく』だけで止めてしまうことはなかなか聞かないですね。

まとめ

今気づいたのですが、おじいちゃん、おばあちゃんって、カタカナ、フリガナは女性が圧倒的に多いことに気づきました。これは間違いないかな?と思います。おじいちゃんは基本漢字なんです。

でもこれはまだ調査不足ということもあるので、引き続きおじいちゃん、おばあちゃんの珍しい名前を調べて情報を更新していきたいと思います。もしこれを読んだ人で「もっと珍しい名前ありますよ。」という人はぜひ教えてください。追記していきたいと思います。

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