スポーツベッティングで大金を手にした成功者たち

「ジャックポット」という言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。カジノの用語で「大当たり」を意味しますが、オンライン上でカジノのゲームをプレイできるオンラインカジノでもジャックポットが存在しており、時たま億万長者への仲間入りを果たす強運の持ち主がいます。

ところで、同じオンラインでのギャンブルと言えばスポーツベッティングが知られています。スポーツベッティングは、サッカーや野球などの人気スポーツにベットして(=賭ける)楽しむギャンブルで、かつてはヨーロッパの街角でブックメーカーの店舗がよく見られました。現在ではオンラインにメインの舞台を移しており、日本でもBETINJAPAN.COMのように、日本語でスポーツベッティングを楽しめるブックメーカーを紹介するサイトも数多くあります。こういったサイトを見てもわかるように、オンラインギャンブルという共通のフォーマットゆえ、オンカジとブックメーカーの両方のサービスを提供するサイトも多いようです。

一方、スポーツベッティングで大当たりして大金を手にした例は、オンラインカジノのジャックポットよりも聞く機会が少ないのではないでしょうか?実はあまり当たっていないのではないかなどと、つい勘繰ってしまいそうになりますが、スポーツベットの大当たりには、ほぼ起こらないと思われる高オッズの予想を的中させることが必要となるため、オンラインカジノのジャックポットよりも難易度が高いのかもしれません。ここでは2010年以降に、そんな高いオッズの予想を見事的中させたスポーツベットの大当たりを取り上げたいと思います。

  • ビリー・ウォルター(2010年)

アメリカ人のビリー・ウォルターは、2007年1月1日に行われた『ローズボールゲーム』での南カリフォルニア大学とミシガン大学の対戦にて、南カリフォルニア大学の勝利を的中させて220万ドルを手に入れるなど、すでにスポーツギャンブラーとして名前が知られていました。

ですがその3年後の2010年、アメフトの全米チャンピオンを決める第44回スーパーボウルにて、ニューオーリンズ・セインツとインディアナポリス・コルツによる試合でセインツ勝利を予想を見事に当て、350万ドルを手に入れました。

  • ジェームズ・アドゥッチ(2019年)

デイトレイダーとして生活費を稼いでいたアメリカ人ベッター、ジェームズ・アドゥッチ(当時39歳)は、2019年に人生初めてのスポーツベットを行うため、ウィスコンシン州の自宅からギャンブルの街ラスベガスへと飛びました。

当時アドゥッチは住宅ローンのみならず、学生ローン、それに車のローンなど、多数のローンを抱えていたにもかかわらず、タイガー・ウッズが数年のブランクを経て参戦した4月のマスターズで優勝することに8万5千ドルを賭け、結果的に120万ドルを獲得しました。

有名なカジノのジャックポットの獲得者がわずか1ドルの賭けで1億円以上にも上る賞金を得ていることを考えると、このケースは元々の賭け金がかなり多めにも思えますが、それでも元手の10倍以上の配当が戻っていることを考えると、大きな勝利と言えるでしょう。

  • べガス・デイヴの三回の大勝利(2015年)

ベガス・デイヴとして知られるデイヴ・オアンチャは現在では名の通ったスポーツギャンブラーですが、その名前を広く知らしめたのが、2015年〜16年の一連の大当たりでした。

その一つ目は2015年11月に行われた『UFC193』で、ベガス・デイヴはホリー・ホルムがロンダ・ラウジー対して11-1のスコアで勝利する、という予想を立ててそれを見事に当てることに成功し、2万ドルのベットから、その10倍にあたる20万ドルを手に入れました。

さらに同じ11月、次はその年のシーズンが始まって間もないMLBで、カンザスシティ・ロイヤルズがワールドシリーズを制覇することに賭けました。こちらのオッズは30/1で、ベガス・デイヴは、14万ドルの賭け金を15の異なるブックメーカーに賭け、最終的に250万ドルの大金を手にしました。

最後は2016年2月、NFL(アメフト)の全米チャンピオンを決める第50回スーパーボウルでの大当たりです。デイヴはデンバー・ブロンコスがカロライナ・パンサーズを下してチャンピオンの座に輝くという予想を見事に的中させ、230万ドルを獲得しました。これら三つの大当たりの総額は、500万ドルにも上る大金になります。

  • 匿名のベッター (2016年)

最後は、匿名のベッターのサクセスストーリーです。このベッターは、2016年のある週末、有名なブックメーカー「ウィリアム・ヒル」のラスベガスにある実店舗を訪れ、5ドルの参加料を払って、12からなるバスケの勝利チームの予想をパーレイカードにて行いました。パーレイは全ての予想を当てなければ配当がゼロになってしまう反面、無事に全て当てることができると大きなリターンが期待できます。

このベッターは結局、NBAの勝者チーム二つ (デトロイト・ピストンズとゴールデンステート・ウォリアーズ)を含む12のパーレイを全てを正しく予想し、わずか5ドルの賭け金で、総額は30万5375ドルに上る賞金を手にしました。

この記事では、2010年以降スポーツベッティングで見事に大金を手にすることができた強運の持ち主を紹介しました。紹介した人の多くがアメリカ人のため、アメリカの人気スポーツでの出来事が多いですが、日本のプロ野球やJリーグをはじめ、ブックメーカーで賭けられるスポーツは多岐にわたります。賭けすぎには注意しつつ、人生の大逆転を夢見ながらベットするのも、楽しいかもしれません。

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