あなたの周りに必ずいる無口な人。多分「そんな人いないよ」って言える人って皆無だと思います。
普段から接点が無ければ何も感じないかもしれませんが、もし職場にそういう人がいたらどうしますか?そうなると嫌でも会話しなくてはいけない場面って必ず出てきますよね。
そこで今回は普段から会話をしない人とストレスなく付き合っていくにはどうすればいいのか。その答えをお伝えしていきたいと思います。
※更新日2020.07.04
なによりも必要最低限のコミュニケーションでいいことを知る
この記事にたどり着く人って、「同じ職場だからある程度話さなくてはいけないのでは?」という疑問を持っているんですが、それは全く違うのです。答えは「必要以上話さなくてよい」になります。
普段から無口な人って、その職場だけではなく他の場所でも話さなかったりします。またもう何年もその状態だったりするので、あなたが何かをして無口が治るとかそういう次元の話ではないのです。潔く「会話しない人」と認識したほうが上手くいくことを理解しましょう。
前置きが長くなりましたが結局その性格が治る可能性は低いので、あなたが話をするときは「仕事上必要な話のみ」で十分になってきます。それ以上の交流を求めようとすると、あなたにストレスがかかりかねないので避けたほうが無難でしょう。
そもそも会社は友達を作る場所ではない
もう一つこの記事にたどり着く人は「誰とでも仲良くなりたい」という考えの人が多いです。ですから無口な人に対して、無理にコミュニケーションをとろとして余分なストレスを感じてしまうのです。
そういう場合は考えの切り替えが必要になってきます。それが「会社で友達出来なくても困らない」という考え方です。わかると思いますが、職場で友達ができたら、仕事が終わってからも一緒にご飯を食べに行ったり、家に帰って疲れているのに長電話に付き合わされたりします。このように、仕事とプライベートの境目が無くなってくることは非常に疲れることであり、ストレスが溜まります。
「いやいや、友達ができるんだったら職場でも構わない」と思っている人もいると思いますが、それはまだ若いからと言わざる負えません。結婚して家族ができたあたりからこの感覚を理解するようになるはずです。
そもそも会社というのはきちんと働いていれば評価はおのずと上がってきます。そこには「あなたの会社での友達の数」は評価対象にはなりえません。このことから会社で友達を作る必要性を感じないという結論に至るのです。
たとえ話しかけて無視されたとしても、気に留めない
話しかけたのに、無視されたら腹が立ちますよね。でも、無口な人ってこの反応をしたりします。ですので、これにいちいち腹を立ててはキリがないというのが正直なところなのです。
つまり解決策としては「基本的に話しかけても、返事をしない人」という認識でいることが大事なのです。こう考えれれば、たとえ業務上で必要なことを話しかけたのに無視されたとしても、「この人はこういう人だった」と気持ちの切り替えがすぐできるようになります。またそのことを上司に相談すれば、あなたのストレスが溜まることは無くなるはずです。
上司に相談することはメリットだらけ
上司に相談することであなたが気になることとしては「嫌われるのではないか」とか「会社で気まずい空気にならないか」という事ではないでしょうか。私も職場にいた無口な人のことを上司に言おうとして留まったことがありますが、その理由がこれになります。
しかし結果として、上司に相談することが職場の空気を良くしたのです。それはどういうことかというと、思ったより相手の態度が変化しなかったということに尽きます。普通上司から注意されたら、それをチクった人を探したり、イライラしたりするはずです。そう思っているからこそ相談するのをためらう人は多いと思うのです。
でも無口な人って、今まで多くの注意を受けてきたせいなのか、特に気に留めることもなく怒られた後も普通にしていることが多かったりします。これは私の周りも、渋谷でアンケートを取ってみても同じ意見が多数見受けられました。ですから意外とチクった後は何も変わらないことが殆どなので、安心して上司に相談してもいいと思うのです。
ある程度相手にわかるように距離を取っても良い
会社で無口な人に限って突然ご飯に誘ってきたりします。これ結構あるあるで、悩んでいる人が私の周りにもいます。恐らくこの記事に来る人はそういう場面で断ることができない人が多いかと思います。
そこで「ある程度強めの断り方」をお勧めします。言っては悪いのとは思うのですが、無口な人って人と接する機会が少ないためか、他人が考えていることを理解するのが苦手だったりするんですね。ですから、多少あなたがそっけないそぶりを見せていても、その本意に気づかず誘ってくるのです。
そんな鈍感な人に対しては、少しぐらいオーバーな態度で示さないと理解してくれないという事です。例えばご飯に誘われたら「今日は行かないです」と即答しましょう。特に理由がないけど、行きたくないという雰囲気を全面に出せばいいのです。それくらいの態度で相手はやっとあなたの本意に気づきます。
明らかに無視されていると思ったら、こっちも無視する
会話しない人の中には「あなたにだけ」そういう態度をとることがあります。他の人には普通に話をしている場合は無視されていると考えて間違いないでしょう。そんな時は強い気持ちで同じ態度を示してあげるのが良いでしょう。因みに気持ちで負けたら相手は図に乗ってますます態度が悪化、エスカレートしてしまう傾向があるので注意が必要です。
以前Youngerでは職場で無視はいけないと言いましたが、相手が無視をしてくるのであれば話は別になってきます。そうでもしないとあなたの心が折れてしまった場合、ストレスで職場を変えたりと非常に辛い結末が待っていることもあるので、負けてはいけないのです。
相手の真似をする
例えば業務内容を質問しようとして話しかけたのに無視をされた。でもそのあとすぐに他の人に話しかけて別の場所に移動した。これは女性に多い無視の仕方ですが、もしこれをされたら同じことをしてあげましょう。
しかしこのようなことをするときは味方が多いほうがいいので、事前に賛同者を募っておくと良いでしょう。一つ言えるのは普段からこのような態度をとっている人は、周りからも嫌われている可能性があるという事です。ですのであなたと意見が合う人を探すのはそんなに難しいことではないはずです。
同じことを思っている人が職場にいればいるほど、あなたが無視をして仕返しをした時に、変な目で見られることは無くなります。それを繰り返すことにより、相手は自分がやってきたことを反省するようになるのです。
生涯一緒に居るわけではないと理解する
結構大事なマインドで、これを理解しているかどうかがストレスを抱えるか抱えないかの重要な分岐点となります。どういうことかというと、職場の人間関係で悩む人って「嫌いな人がずっといるから、やっていけない」と思っていて、この仕事をしている限り一生この人が傍にいると考えがちなのです。誰でもこういう考えを持ってしまうとまずはその場から逃げたいと思うのが普通です。
しかし、相手が「あと半年で仕事を辞める」と知らされていたらどうでしょうか?そうなってくると、どんな苦手な人でもお互いが無視をし合うのが「あとちょっとでいい」と思えてきて、耐えられるような気がしてきませんか?
昔は違かったかもしれませんが、昨今定年までずっと働いているという人は少なくなってきていると思います。ちなみに「シニアガイド 」さん調査によると、定年まで働く人は男性が32%、女性が6.5%程なのだそうです。
ですからずっと一緒に居るという感覚は持たなくてよいのです。むしろこの人はいつか辞めるんだと思えばお互い無視をしあっているのも、精神的には大分楽になってくるはずです。
まとめ
過度に無口な人のご機嫌を取ろうとするから、あなた自身のメンタルがやられてしまう事は、この記事からも理解できたと思います。いくら同じ職場だからとはいえ、自分らしさを保たないと今の社会では肩身が狭い思いをしますよ、という事です。
自分の考えを捨ててまで、会話もしない人の顔色を伺う事は無いと私は考えます。