皆さんは初心に帰る方法を考えたりしたことありませんか?上司や先輩に「初心に帰る」ことを強制されたりしたら、無理やりでも初心に帰ろうと思ってしまいますよね?
筆者は「初心に帰る」ことを考える行動は、自然に、自発的に行っていくもので、人から言われてやるのは「時間の無駄」と考えています。
なぜそう思うのか?を以下に理由をいくつかお伝えしていきます。また「初心に帰る」ことが、あなたの夢中になることを見つけるチャンスになりえるのか。その理由もお伝えします。
※更新日2020.07.04
初心に帰る方法を考えることが「無駄な時間だと思う理由」
筆者が「初心に帰る方法」を見つけることがなぜ無駄なのかと思っているかというと、一つは「失敗から学ぶ」ものだと思っているからになります。
初心に帰る時は決まって「何かに失敗したとき」ではありませんか?
筆者も失敗と失敗をいくつも重ねてきましたが、そのたびに初心に帰るを心がけてきました。
初めのころは「慎重さ」や家に帰ってから「今日覚えたことの復習」を行っていました。それを失敗した時に思い出すことで、次の日への意欲を保っていました。
多くの失敗をするたびに初心に帰り、昔を思い出すことで体により質の高い行動を刻み付け、仕事や勉強の質を上げてきたように思えます。
皆さんも、失敗から初心に戻るという経験はあるのではないのでしょうか。
もう一つは、「上手くいかないとき。成長の限界を感じた時」です。
部活や勉強で行き詰った時、職場で同期が自分のできない仕事をどんどんこなし、役職が上がっていく。そんなあなたにとって歯がゆい経験は一度はしているかと思います。
もちろん筆者は、何回もこんな経験があります。
決まって、自分の今やっていることが正しいのかどうか、「初心になって」考えます。
「相手に追いついたい、もっといい成績を残したい。こんな気持ちがあなたを自然に初心に戻るきっかけを与えるのだと考えています。
これらのことから「初心に帰る」という思考というのは今やっていることより、「上を目指したい」と思うがため起こりうる自然の現象と言えるでしょう。
ですから無意識にがむしゃらに自分の能力を上げたいと考えた結果「初心に帰って考える」という結論に至るのです。
私はこれらのことが普通の人の成長と考えています。そして私は、「人に言われて初心に戻る」という行為は、無駄なことに感じてくるのです。
他人に「何やっても駄目だな!初心に帰って考えろ」と言われて「初心に帰る方法を探す」というのは効率の悪いと言えるでしょう。
人に言われるのでなく、自ら初心に帰ることを選択したときのみ効果が発揮されるのだと思います。
初心に帰るのが夢中を探すヒント?になぜなるのか
なぜ初心に帰ることが、あなたが夢中になるものを探すヒントになるのか。以下にその理由を書いていきます。
向上心がある証拠
初心に帰るのは、それはあなたが悩んでいることに対して「向上心を持っている」証拠があると言えます。
あなたがどんなに失敗しても、今やっている分野(勉強でも仕事でも部活etc)に対して真摯に向き合っており、この分野を極めたいと思っていた場合、あなたは初心に帰ることをするでしょう。
向上心が全くなかったら、怒られても、ヘマをしても反省せずに、すぐに忘れることでしょう。
あなたが初心に帰るのは、更なる上を目指している証拠と言えるのです。
楽しいと思っている証拠
初心に帰るのは、それはあなたが「やっていて楽しいこと」だと思っている証拠になると思います。
初心に帰るというのは、「反省する」ことに似ている行為になります。
反省とは「好きなこと」に対しては簡単にできますが、「嫌いなこと」に対してはできないものです。
筆者は「あん摩・マッサージ・指圧師」という資格を持っています。仕事で人のマッサージをするとき、うまくいかなかったり、患者さんから「微妙な反応」をされたりすると、落ち込みます。
その時よく、学生の時多く通っていた「半田屋」や「マック」に行き、初心を取り戻す努力をします。
私にとってマッサージは好きなことです。その好きなことでは負けたくないという気持ちが生まれてしまいます。
私が苦手なのボーリングなのですが「下手くそ」「どこ狙ってるの?」と言われても何とも思わないし、悔しくもありません。
また好きでもないボーリングの練習をしようとも思わないし、うまくなりたいとも思わない。それは私がそれほど「ボーリング」が楽しいと思っていない証拠になります。
以上のことから初心に帰るためには、あなたが好きなことをしていることが条件になってくると考えているのです。
悔しいと思っている証拠
物事を悔しいと思うとき、初心に帰ったりしませんか?
悔しい気持ちが、自分の行動を冷静に客観的に見ることを可能にし、より前よりいい結果を出そうとするのです。
悔しさがない場合、いくら反省をしてもそれは本気にれません。
この「本気になれない」部分がいくら反省をしても、全く上達しない事へつながってくるのだと思います。
ですから悔しさを持つことで、あなたの能力を最大限に引き出すのだと思いますよ。
遂げたい目標を持っている証拠
あなたが絶対に遂げたいもの、目標を持っていれば、自発的に「反省」をするようになるでしょう。
そして目標を達成したいと反省をする中で、初心に帰ります。
もし目標を持っていなかったら、何に反省しているのかわからなくなることがありますから、初心に帰るのは難しいと思います。
筆者の場合、仕事で怒られても「マッサージで開業したい」という目標があるので「何で怒られたのか?」いっぱい考えます。
さらに怒られたことも、自分のためになると思えます。さらに、怒ってきた人に対しても「自分のために言ってくれてる」と思えるようになります。
怒られたことを乗り越えて、開業して多くの人の治療をしたい!そう思っていることが自分を奮い立たせ、我慢と反省、初心に帰って自分を見つめなおす行動へとつなげてくれます。
これが目標の延長線から外れたことで怒られた場合、なかなか反省する気になれないのが本音です。
例えば私の場合、先にも言ったボーリングとかですね(笑)ボーリングでいくら怒られても、うまくなろうと思う気持ちは出てきません。
このように遂げたいものを持っているということは、あなたの力を最大限引き出すきっかけにもなっていると思えるのです。
向上心・楽しい・悔しい・遂げたいという気持ちがすでに夢中になっている証拠である
今まで述べた「向上心・楽しい・悔しい・遂げたい」という気持ちは、あなたが夢中になっている証拠と言っていいと思います。
それは、夢中にならないとさっき言った四つの気持ちは出てこないと思うからです。
反省しても効果があるのかないのかは、これらの気持ちを持っているかそうでないかで大きな差が出てくると考えます。
しかし、上記の気持ちを持っているということはあなたが夢中になっているという証拠でもあるので、胸を張って、自信をもって、目標に向かって邁進することをお勧めします。
まとめ
私が思っている「初心に帰る方法」を探す時間が無駄な理由と、それが何で夢中になっているものを探すヒントになるのかについて書いていきました。このことを考えるきっかけは、学生の時に始めた「バイト」でした。結論として長続きはしなかったのですが、よく上司に「ミスばっかりするぐらいなら、初心に帰れ」と言われました。
しかし、言っちゃ悪いんですけど将来そのまま社員になる気は更々なかったので、一応初心戻ろうとあらゆる方法を試しましたが、結局自分を変えることができなかったのです。
しかし夢に向かっている途中、自発的に「反省し、初心に帰る」ことを続けているうちに、今やっていることに夢中になっている自分に気づきました。
皆さんも「自発的に」反省、初心に帰ることを繰り返しているものがあるのなら、それが今あなたが夢中になっているものと言っていいと思います。
夢中になっているもの、好きになったもの。このことを気づくことで、今やっていることへの愛着が深まり、さらに向上したいと思う気持ちが強くなって、あなたをより高みへと近づけてくれるはずです。
まずは夢中になっているものに気づきましょう。それからあなたの飛躍が始まるはずですよ。